1台当たりの利益|横浜市港北区鶴見区で税理士は 株式会社CFO 高橋和徳税理士事務所

1台当たりの利益|横浜市港北区鶴見区で税理士は高橋和徳税理士事務所

高橋和徳税理士事務所が毎月お送りするレポートです。

事務所通信

平成30年5月 Vol.71

■1台当たりの利益

自動車メーカーの1台当たりの営業利益が高い会社をご存じですか?日経新聞の3月14日の記事に1台あたりの営業利益は過去5年間ずっとSUBARUだとありました。少し意外な印象でした。2018年3月見通しで約36万円とのこと。2位のトヨタは約25万円とありました。一方スズキは過去5年で初めて今期10万円を超えるようです。

各社の戦略や営業方法、市場の違いなどが反映された結果なのでしょう。自動車のような輸出比率の高いものは為替の影響も大きく受けます。またどの地域で多く売れているかも影響します。スズキはインドでのシェアが高いのは有名です。SUBARUはSUV市場で人気があり独自な戦略がありそうです。

さてこのあたりを考えるとそれぞれの商品の特徴や販売価格を決めるのは本当に重要なことがわかります。あたりまえですが高すぎると売れない、低いと儲からないだけではなく、高くとも買いたい商品を目指すのか、少し低くても大きな市場を目指すのか、低くてもシェアの確保を目指すのかなど各社さまざまです。

また自動車の世界ではいつも販売台数の話が出ます。2017年はフォルクスワーゲンが首位で2位はルノー・日産、3位がトヨタでした。販売台数×先ほどの利益が会社全体の利益です。当然販売台数が多いのでトヨタの営業利益の金額はSUBARUを大きく上回ります。

どの商品をどの価格で提供するかはすべての事業に関係する話です。魅力的で他社にない商品の提供ができれば高い付加価値を確保できますがそうでなければ価格で苦戦します。自動車はこれまでデザインや性能、燃費などで売上が左右されていましたが、今後は自動運転や他の機能が大きく売上に左右しそうです。また動力についても電気自動車が普及してくるとこれまでガソリン車やハイブリッドで強かったトヨタがどうなっていくか興味があります。

その前に私たちもどんな商品を提供できるのか、だれに提供するかによって同じように結果が異なってきます。まずは自分たちが生き残ることを考えるのが先ですね!

主な活動地域

  • 横浜市(鶴見区、神奈川区、西区、中区、南区、港南区、保土ケ谷区、旭区、磯子区、金沢区、港北区、緑区、青葉区、都筑区、戸塚区、栄区、泉区、瀬谷区)
  • 川崎市(麻生区、川崎区、幸区、高津区、多摩区、中原区、宮前区)
  • 東京都(大田区、目黒区、品川区、渋谷区、世田谷区など)
PAGE TOP