資産運用と株価|横浜市港北区鶴見区で税理士は 株式会社CFO 高橋和徳税理士事務所

資産運用と株価|横浜市港北区鶴見区で税理士は高橋和徳税理士事務所

高橋和徳税理士事務所が毎月お送りするレポートです。

事務所通信

令和1年11月 Vol.89

■資産運用と株価

10月に急激に株価が上がりました。米中貿易摩擦の一時休戦が影響との報道があります。一方では10月末あたりから3月決算の上場企業の中間決算発表が始まり、大幅な減益見通しの会社が増えてきています。通常は企業業績が悪くなると株価が下がるはずなのに不思議な感じもします。

私はほとんど資産運用をしないというよりも失敗をしたほうが多いのですが、会社の財務部での仕事が長かったので多少の興味はあります。ときどきお客様から資産運用のことも聞かれますがお客様が損をされると困るのでなにもしないのが一番安全ですと答えます。

個人的に株価のところで見ている指標はPERです。プライス・アーニング・レシオの略で株価が企業の利益の何倍になっているかの数値です。

現在は日経平均株価が22,000円を超えてきましたが日経平均のPERは12倍前後です。業種によっては高いPERの業種や低いPERの業種もありその平均的な数値といったところでしょう。20倍や30倍を超えている会社もあります。

有名な経済学者のケインズは株式投資で稼いでいたことでも有名ですが、ケインズは株式市場を「美人投票で自分が美人と思う人ではなく誰もが美人と思う人に投票すべき」と言っていたそうです。それが株式相場で勝つ秘訣とのことです。

■あなたの会社の株価はいくら?

さて上場している会社は株価が市場で決められますが上場していない会社にも株価はあります。株価も目的により異なりますが、相続などの税金計算に使うときの株価は純資産価格や類似業種比準株価というような計算方法で低いほうがよいですが、会社を売る場合などはなるべく高く売りたいものです。

M&AなどのときにはDCFという将来のキャッシュフローの割引現在価値という方法をよく使います。事業計画を10年分ぐらい作り、その10年の利益の合計ぐらいで決まることもよくあります。例えば売上高3億円の会社で税引後利益3000万円の会社が売上高と同じくらいの3億円くらいで売買されるようなケースです。もちろん業種にもよるので通常利益率が低く、売上金額が大きい商社などでは売上高ぐらいの株価にはなりません。私も過去関与したM&Aではきっちりと利益のある会社では売買価格が売上高ぐらいのケースが多かったです。

もちろん数字の源は競争力のある商品や技術力、社員、お客様などが企業の財産なのでこれらの財産の価値という見方もあります。

個人で株式投資する場合は企業業績や人気の上がりそうな株を買い、個人で会社を経営している場合は企業業績をあげて企業価値と株価を上げることを目指したいです。

主な活動地域

  • 横浜市(鶴見区、神奈川区、西区、中区、南区、港南区、保土ケ谷区、旭区、磯子区、金沢区、港北区、緑区、青葉区、都筑区、戸塚区、栄区、泉区、瀬谷区)
  • 川崎市(麻生区、川崎区、幸区、高津区、多摩区、中原区、宮前区)
  • 東京都(大田区、目黒区、品川区、渋谷区、世田谷区など)
PAGE TOP