銀行の決済サービス|横浜市港北区鶴見区で税理士は 株式会社CFO 高橋和徳税理士事務所

銀行の決済サービス|横浜市港北区鶴見区で税理士は高橋和徳税理士事務所

高橋和徳税理士事務所が毎月お送りするレポートです。

事務所通信

令和3年3月 Vol.105

■銀行の決済サービス

今回の事務所通信で銀行の決済サービスについて書こうと思っていたところ、昨日からのニュースでみずほ銀行のATMで問題が起きているようです。余談ですが私の周りはなぜか金融機関経験者だらけです。母、妻、娘、義理の父母など私以外はほとんどです。現役の銀行関係者は朝いつもより早く会社に行きました。今回は金融機関の決済サービスについて少し書いてみました。

国内送金

銀行窓口、ATMでの決済が中心ですが、最近はインターネットバンキングが増えてきました。私も使っていますが、個人であれば月々の固定手数料もなく、月に数件は他行への振り込みも無料です。とても便利です。

以前財務の仕事をしているときに銀行の方より、「銀行は装置型産業」と言われ驚きましたが、確かに支店網やATMなど社会的インフラの役割もあるのですが、これらの維持、高いシステム費用などを利用者や企業が負担しているともいえます。また最近はATMも減らしたいのでインターネットバンキングを進めています。キャッシュレスの普及、銀行自体の収益の低下などで店舗やATMをとにかく減らそうとしています。時代の流れでしょうが支払難民が出そうで心配です。

それとキャッシュレスになりにくいものとして税金関係があります。国はダイレクト納付などを進めようとしていますが、支払をする側の手間を考えて振り込みで対応ができないものかといつも思います。

海外送金

TRANSFER WISEという会社をご存じですか。私はお客様に教えていただきましたが、その後テレビでも取り上げられていました。従来日本では外国への送金は銀行の独占業務でした。昔の大蔵省の許認可が必要で銀行以外には与えていなかったのです。

今でも日本の金融機関の海外送金手数料は世界でも高いほうと思います。TTSとTTBという外貨を売り買いするときの基準に円ドルであれば2円の幅があります。1ドル100円とすれば2%です。戦後1ドル360円の固定相場の時代も幅は2円なので幅は3倍ほどに広がっています。リフティングチャージ、ハンドリングチャージなどさまざまな費用も他の国ではあまりない体系です。

話をTRANFER WISEに戻すとこの会社は各国に拠点をもち、それぞれの国内で外貨の売り買いをまとめ、合計の差額だけを彼らの拠点ごとのネットワークで決済するようなシンプルな仕組みのようです。海外送金のトータルを減らすことによりコストを大幅に削減することが可能ということです。ホームページには最大銀行の1/8の手数料と記載されていました。これが普及してくるとまた銀行の収益が減る要因になってしまいます。

国内送金も海外送金もたくさんいるユーザーの利便性の維持向上を望みます。

主な活動地域

  • 横浜市(鶴見区、神奈川区、西区、中区、南区、港南区、保土ケ谷区、旭区、磯子区、金沢区、港北区、緑区、青葉区、都筑区、戸塚区、栄区、泉区、瀬谷区)
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