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高橋和徳税理士事務所が毎月お送りするレポートです。
事務所通信
平成26年8月 Vol.26
■軍師官兵衛
皆様は大河ドラマ「軍師官兵衛」を見られていますか？豊臣秀吉の軍師であり名参謀です。私は歴史好きにもかかわらず、これまで黒田官兵衛のことを詳しく知りませんでしたが今回は非常に興味を持ってみています。
兵庫県の播磨というところが物語の中心地で私の両親ともに播磨出身ということもありますが、さまざまな戦略を企画実行しトップを支える名参謀というところに興味があります。
■会社の軍師は経営企画室長、CFO
軍師といえば軍を指揮するトップへ目的を達成するための戦略を企画・立案し提言する役割です。会社でいえば社長を支える経営企画室長といったところでしょうか？
有名な備中高松城を水で囲んで兵糧攻め、本能寺の変のあとの対応など、いろんなシーンがありますが、ビジネスにも通じるところも多いのではないかと思います。
大企業には経営企画室長やCFOがいますが中小企業にはなかなか黒田官兵衛はいないと思います。会社の設立当初や規模が小さいうちは、社長自ら戦略立案し実行をするので軍師も不要かも知れません。
■会計事務所は黒田官兵衛を目指す
会計事務所の仕事はもちろん決算書や税務申告書の作成が基本ですが、それだけではないと思っています。目指すべきは黒田官兵衛です。
戦略の立案実行までは外部の人間に出来ませんが、社長の戦略立案、事業計画作成のお手伝いはできます。経理の実績数値を通じて社長と一緒に課題発見のお手伝いも行ないます。会社の成長発展に少しでもかかわりたいと思っています。
■トップの器量
ドラマを見ていて気づくことにトップの器量の大きさがあります。軍師をうまく使うのもトップ次第です。
先月も記載しましたモチベーションとも通じるところですが、秀吉は官兵衛を常におだてています。人たらしですね。己の野望もさることながら秀吉を喜ばせたい、役に立ちたいと思わせています。
会社の天下取りにも軍師が必要です。成長に合わせて番頭さんの採用・育成も必要になってきます。軍師を使いこなすのもトップ次第ということもドラマから学びました。