チキンラーメン|横浜市港北区鶴見区で税理士は 株式会社CFO 高橋和徳税理士事務所

チキンラーメン|横浜市港北区鶴見区で税理士は高橋和徳税理士事務所

高橋和徳税理士事務所が毎月お送りするレポートです。

事務所通信

平成31年4月 Vol.82

■チキンラーメン

3月で終わりましたがNHKの連ドラはチキンラーメンやカップヌードルを発明した日清食品の創業者の話でした。予想どおりチキンラーメンの売れ行きは過去最高だったようです。このインスタントラーメンというのはすごい発明ですね。いまやカップヌードルは海外でもよく見かけます。よくこのようなものを考えたと感心します。

世の中にないもの、役に立つもの、喜ばれるものなどを発明してそれが仕事になればこれほど幸せなことはないと思います。

さてドラマの中でもいろんなビジネスの観点からのポイントがありました。

一つ目は価格です。ラーメン発売時の価格をどうしよう?という場面がありました。ドラマのなかでは10円という主張、50円という主張などバラバラで最終的に20円に決まりました。実際は35円だったようです。これを現在の物価に直すと400円~500円らしいです。最初は贅沢品だったといろんなサイトに書かれていました。おそらくお店で食べるラーメンと同じくらいか少し安いくらいの価格設定と想定されます。現在は一袋70円~80円ぐらいだと思うのでずいぶん安くなりました。

インスタントラーメンという市場が成長成熟し価格体系も形成されてきたと思いますが、一方では大量生産によるコストダウンも売価ダウンの達成には必要です。最初は手作りでコストもかかっていたのが機械を導入して大量に作ることにより、製造時間も短縮することにより加工費単価も安くなるといった具合です。材料も大量発注で安くなるでしょう。売価ダウンしても小麦粉などの材料費、小麦粉から麺を作る機械の費用、工場の家賃や人件費などの費用を上回る利益を出しているのです。企業努力はすごいですね。

二つ目のポイントは広告です。まんぷくラーメンはテレビCMをしてから爆発的に売れましたが新しい商品を世の中に知らしめるというのもポイントですね。ちょうどテレビの普及時期と重なったようです。現在でいえばインターネットやSNSでしょう。

売るための広告にどれくらいまで投資をしていいのか難しいですね。私たちの業界ではあまり広告はしませんが、インターネットで集客している事務所もあります。かなりのコストがかかります。広告による売上、粗利とかかった広告費の比較で効果を見ますが単年度の比較だけでなく持続性もポイントです。ラーメンの場合は知らない人は食べないままですが、一度食べた人はまた食べるでしょう。一方ではインターネットでの広告で売上が増えてもその費用が高く結局、ヤフーやグーグルばかり儲かるというのも現実です。

他にもいろんなポイントがありますが、最大のポイントはやはり商品開発へのこだわりですね。なかなかできることではありません。私には絶対にできないことでした。

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