高橋和徳税理士事務所が毎月お送りするレポートです。
事務所通信
令和5年1月 Vol.127
■2023年年初に
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。2023年への期待も含め年初に思いつくことを記載します。
日本の新たな産業
昨年、8社連合で日本に新しい半導体の会社が創設されました。過去には力があった日本の半導体産業がいつのまにかTSMCなどに大きな差がつけられました。この半導体業界の復活や再生エネルギー関連などで日本の得意とするモノづくりの復活元年となることを願います。世の中のためになるモノづくりが必要です。
再生エネルギー、特に洋上での風力発電などで日本は革新的な技術でエネルギー創造し世界へ技術の輸出などしてほしいものです。今はなぜか欧州企業ばかりです。また全自動での車運転も進められていますがこの分野にも期待です。道路のインフラなども含め大きな産業になりそうです。
コロナ禍で経験したサプライチェーンの課題も考えると製造業の国内回帰の検討も十分ありえます。また農業も変わっていくでしょう。ドローンの活用などもありそうですが、より自動化が進みこれまでとは違う農業になるような気がします。工業も農業も自動化がポイントです。
認知症の薬など
一昨年エーザイが認知症の薬を開発したと報道がありました。まだ時間がかかりそうですが、高齢化が進み認知症が深刻な問題になりつつあるなか、認知症の薬には大きな期待です。さらに今回コロナでは残念ながら国産ワクチンが出ませんでしたが今後に期待しましょう。
長寿社会での働き方
自動化が進んでも人が足りないのが現実です。平均寿命も長くなりもっと長く働かなないといけない世の中になりそうです。人生100年時代に20歳から60歳まで働き、そこから100歳まで生きるとなると世の中破綻するのは当然です。少子高齢化のなかでのさまざまな働き方があるべきですね。
中国の影響
昨年はコロナ禍で上海ロックダウンが世界に大きな影響を与えました。昔はアメリカがくしゃみすると日本は風邪をひくといわれましたが、これからはますます中国の影響が大きくなると思われます。中国がこれからどのように変わるかは日本にとっても大きな関心事です。
新年のはじめにいろいろと思いつくことを書きました。私の日々の仕事からはかなりかけ離れたところばかりですが、新しい日本へ期待しつつ少しでも世の中の変化に置いて行かれないようにしたいところです。